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人物特集その1:グロンマッシュ・ヘルスクリーム

みなさん、お久しぶりです。サニーミルクです。

そろそろ「ドレノアの将軍たち」も終わりそうだったので、

慌てて特別企画としてヘルスクリーム親子を紹介しようと思いました。

現在の拡張パックの主人公というか張本人といえるべき二人ですので、

彼らについて説明すると、「ドレノアの将軍たち」がどうやって始まったかも一緒に説明できます。

まずは「ガロッシュ・ヘルスクリーム」の父親であり、堕落した最初のオークである

「グロンマッシュ・ヘルスクリーム」の話から始めたいと思います。

「グロンマッシュ・ヘルスクリーム」(Grommash Hellscream)

彼は「戦唄の民族」(Warsong Clan)の族長であり、

グルダン(第四話・第一次大戦争1を参考)にそそのかされ、

最初にマンノロス(Mannoroth)の血を飲み、堕落した最初のオークです。

マンノロスはWoDのオープニングムービーにも登場します。

グロンマッシュは自分だけでなく、他のオークにも悪魔の血を飲ませ、

オークという種族は血に飢えた獣のような存在になりました。

悪魔の血と黒魔術の影響で、肌が緑になり、目も赤く染まりました

悪魔の血によって強大な力を得た彼らオークは、

グルダンが用意したポータルを通じてアゼロスにわたり、人間と戦争を始めました。

ほぼ無防備だった人間は結局オークに破れ、人間の王国、ストームウィンドを失いました。

(第一次大戦争・Warcraft Iのストーリー)

しかし、人間の抵抗は続き、しかもグルダンがとある理由でオークを裏切ってしまったため、

オークは第二次大戦争で負けてしまいます。

この時グロンマッシュは自分の民族とともにアゼロスから姿を消します。

(第二次大戦争・Warcraft IIのストーリー)

 負けてしまったオークの敗残兵は、人間によって収容所に閉じ込められました。

そして長い間黒魔術の影響から離れていたオークの遠征軍は、

今までの獰猛さは嘘のように消え失せ、無力な家畜のような存在になってしまいました。

 アゼロスに隠れていたグロンマッシュは気力を失ったオークの捕虜を助けるべく、

レジスタンス活動を開始することにします。

そしてそういう流れの中、「スラル」(Thrall)という若いオークに出会い、本格的な救助活動に向かいます。

(スラルはWarcraftにおいてとても重要な人物ですので、あとで特集として取り扱う予定です)

グロンマッシュとスラルによってアゼロス各地の収容所からオークが解放され、

ついに捕虜だったオークたちは自由を手に入れるようになります。

(小説・種族の支配者のストーリー)

さて、人間からオークたちを助けた英雄(人間からすれば悪党ですが)である

グロンマッシュですが、彼はもともと好戦的な性格であり、いろいろとトラブルも起こします。

そのため大族長になったスラルはオークの国を建てる過程で、彼に伐採の仕事を命じます。

 しかし、グロンマッシュは伐採基地を建てる中、

森を守っていたナイトエルフたちと戦争をするようになります。

劣勢だったグロンマッシュは力を求めるようになり、結局どこからか現れたマンノロスにそそのかされ、

こりもせずに再び悪魔の血を飲んでしまいます…

今度は緑だった肌が赤くなり、ナイトエルフ側の亜神「セナリウス」をも殺してしまいます。

ナイトエルフとの戦争に勝利したグロンマッシュは狂気に満ちて、スラルの軍隊をも攻撃し始めます。

しかし、人間でありながらオークに協力していた「ジェイナ・プラウドムアー」とスラルに破れ、

一度は正気をとり戻します。

しかし、彼の心の奥の堕落は完全に消えず、悪魔との繋がりを絶ち、

真の自由を得るために、スラルとともにマンノロスを倒しにある峡谷へと向かいます。

あとのことは以下の動画で確認できます。(ハンマーを持ったオークがスラルです)

(Warcraft III オークキャンペーンのエンディングムービー)

(字幕をつけました。アイコンをクリックすると字幕と一緒に鑑賞できます)

かつて力を求めて 、オークたちを堕落させてしまったグロンマッシュですが、

自らマンノロスに立ち向かい、悪魔との繋がりを断ち切ってオーク種族全体を救い出すことができました。

(Warcraft III のストーリー)

もとはといえばグロンマッシュが血を飲まなかったら済んだこと 、

と言える訳なのですがどうせグロンマッシュでなくても誰かは飲もうとしたはずですし、

(実際、平行世界ではグロンマッシュの代わりにキルログが飲んでしまいます)

自分が犯した過ちを認め、

後始末まで完璧にこなした数少ない英雄としては高く評価できるのではないか、と思います。

平行世界のグロンマッシュについては、こちらの動画をご覧ください。

さて、グロンマッシュの話はいったんここで終わりです。

で、WoDとなんの関係が?と思う方もいらっしゃると思います。

しかし、WoDの話を楽しむには、こういった一連のやりとりがあった、

という事実がひとつの鍵になります。

どういうことなのかは、次回、彼の息子ガロッシュ・ヘルスクリーム編にて詳しく説明しましょう。

知っていても、知らなくてもあまり関係ないこと

Q.血を最初に飲んだオークはグルダンじゃないのか?

A.多分そうですが、正確に言えばここでの最初とはグルダンの誘いによって

血を飲んだ最初のオークという意味と考えてください。

Q.グロンマッシュという名前の意味?

A.オーク語で Grom(巨人)のMash(心臓)という意味だそうです。

Q.彼の武器は?

A.戦唄の民族は斧を武器として使っていますが、

とりわけグロンマッシュの斧は血糊の叫び(Gorehowl)といい、

素早く振ると神経が凍るようなヒヤッとする悲鳴が聞こえるといわれます。

因みにゲーム内では「カラザン(Karazhan)」というレイドインスタンスの

ラスボスがドロップするアイテムです。

なかなかかっこいい武器ですので、興味のある方はぜひ挑戦してみてください。

では、また次回。

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